# ビルドガイド ![Gboard DIY](./images/diy.webp) [プロジェクトの概要を先にどうぞ](./README_ja.md) ## ファイル一覧 - stls/ : ケース用の STL ファイル - stls/one_dial/ : 1ダイヤル版用 - stls/full/ : 9ダイヤル版用(準備中) - pattern/ : エンコーダ用パーターンファイル - board/ : KiCad用の回路図と基板のレイアウトデータ - board/gerber/ : 基板製造用ガーバーデータと組み立て用の配置情報 - firmware/ : Raspberry Pi Pico C/C++ SDK向けファームウェア開発リソース一式 - firmware/prebuilt : コンパイル済みファームウェアバイナリ ## 組みたて 1ダイヤルのみ搭載し、組み立てやすくした、1ダイヤル版と、 9つのダイヤルを搭載した、フル版を用意しています。 ### 1ダイヤル版 ![1ダイヤル版](./images/one-dial.webp) #### 必要な部品 - 3Dプリント品(各1つ) - ケース下面(case_bottom.stl) - ケース上面(case_top.stl) - ダイヤル(dial.stl) - ダイヤルキャップ(dial_cap.stl) - エンコーダ(encoder.stl) - クラッチ(clutch.stl) - 固定用カバー(cover.stl 灰色など白に近い色で印刷) - 三連ツメ(end3.stl) - エンコーダパターン pattern/one_dial.svg - ねじ類 - 直径2mm 長さ4mmのセルフタッピングスクリュー 12個 - ワッシャー2個 - 電子部品([詳細についてはboardディレクトリを参照のこと](./board/README_ja.md)) - [ファームウエア書き込み済み](./firmware/README_ja.md) Raspberry Pi Pico 1個 - 組み立て済センサー基板 2枚 - [ユニポーラー ステッピングモーター 28BYJ-48 5V](https://akizukidenshi.com/catalog/g/g113256/): 1個 - [モータードライバーモジュール](https://www.aitendo.com/product/12366): 1個 - 配線材: 適宜 #### Step 1: エンコーダの作成 [パターンファイル](./pattern/one_dial.svg)をコピー用紙に実寸大で印刷する。 印刷面を下にし上からエンコーダ部品をのりで貼り、周辺と中央をカットする。 エンコーダ部品にある◆マークと紙にある▼マークを合わせる。 ![マークをあわせる](./images/encoder-mark.webp) ![組みあげたエンコーダ](./images/encoder.webp) #### Step 2: カバーモジュールの組み立て カバーは、フォトセンサーを使う仕組み上、透過しない色で印刷する必要があります。 試作では灰色のPLAで印刷しました。 他の色の場合、センサ基板の抵抗値を調節する必要があるかもしれません。 裏面に、センサ基板2枚をネジ止めします。 同じく裏面にステッピングモータをネジ止めします。 モータに近い側の基板をセンサーL基板、もう1つの基板をセンサーH基板を呼びます。 ![裏面](./images/cover-back.webp) 表面に出てるモータ軸にクラッチをつけます。 ![表面](./images/cover-front.webp) #### Step 3: ケースへの取りつけ 裏側から、エンコーダ、そしてカバーを取り付けます。 カバーの向きは下の写真を参考にしてください。 ![組みつけ](./images/assemble.webp) 表から軸にダイヤルと、キャップをつけます。 ダイヤルと軸には小さいマークがあるので、マークをあわせます。 ![ダイヤルのマーク](./images/mark-on-encoder.webp) 上からダイヤルキャップをつけネジで止めます。 ![全体](./images/one-dial.webp) #### Step 4: 配線 RaspberryPiPicoにセンサ基板とモータドライバをつけます。 ![配線](./images/one-dial-connection.png) [詳細についてはboardディレクトリを参照のこと](./board/README_ja.md) 基板はケース底面の端に両面テープなどでとめておきます。 ### 9ダイヤル版 **9ダイヤル版は現在調整中です。** ![9ダイヤル版](./images/nine-dial.webp) #### 必要な部品 - 3Dプリント品 - ケース下面 左右1つずつ - ケース上面 左右1つずつ - ダイヤル 9個 (エンターキーを含む) - ダイヤルキャップ 9個 - エンコーダ 5種 計9個 - 6ビット用 1個 - 4ビット用 1個 - 3ビット用 3個 - 2ビット用 3個 - 1ビット用 1個 - クラッチ 9個 - 固定カバー 2種 計9個 - 小 7個 - 大 2個 - 回転しすぎ防止つめ 3種 9個 - 小 8個 - 3連 1個 - エンコーダパターン 9種類 - ねじ類 - 直径2mm 長さ4mmのセルフタッピングスクリュー 約100個 - ワッシャー 18個 - M3ボルトとナット 少々 - 電子部品([詳細については基板組み立てガイドを参照のこと](./board/README_ja.md)) - 組み立て[ファームウエア書き込み](./firmware/README_ja.md)済みメイン基板 1枚 - 組み立て済センサー基板 11枚 - [ユニポーラー ステッピングモーター 28BYJ-48 5V](https://akizukidenshi.com/catalog/g/g113256/): 9個 - 配線材: 適宜 #### Step 1: 左右の接続 ケース下面の左右をM3ねじ4本で接続します。 ![左右接続](./images/connect-left-and-right.webp) #### Step 2: エンコーダの作成 1ダイヤル版と同様です。 #### Step 2: カバーモジュールの組み立て 基本的には1ダイヤル版と同様です。 カバーのうち7つは、センサ基板を1枚だけ組みつけます。 2つは、センサ基板を2枚つけます。 #### Step 3: ケースへの取りつけ 基本的には1ダイヤル版と同様です。 #### Step 4: 配線 専用のメイン基板に、モータとセンサ基板を配線します。