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Co-authored-by: Takashi Toyoshima <toyoshim@google.com>
Co-authored-by: Shun Ikejima <ikejima@google.com>
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Shun Ikejima
2025-10-01 10:01:00 +09:00
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mozc-dial/buildguide_ja.md Normal file
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# ビルドガイド
![Gboard DIY](./images/diy.webp)
[プロジェクトの概要を先にどうぞ](./README_ja.md)
## ファイル一覧
- stls/ : ケース用の STL ファイル
- stls/one_dial/ : 1ダイヤル版用
- stls/full/ : 9ダイヤル版用準備中
- pattern/ : エンコーダ用パーターンファイル
- board/ : KiCad用の回路図と基板のレイアウトデータ
- board/gerber/ : 基板製造用ガーバーデータと組み立て用の配置情報
- firmware/ : Raspberry Pi Pico C/C++ SDK向けファームウェア開発リソース一式
- firmware/prebuilt : コンパイル済みファームウェアバイナリ
## 組みたて
1ダイヤルのみ搭載し、組み立てやすくした、1ダイヤル版と、
9つのダイヤルを搭載した、フル版を用意しています。
### 1ダイヤル版
![1ダイヤル版](./images/one-dial.webp)
#### 必要な部品
- 3Dプリント品(各1つ)
- ケース下面(case_bottom.stl)
- ケース上面(case_top.stl)
- ダイヤル(dial.stl)
- ダイヤルキャップ(dial_cap.stl)
- エンコーダ(encoder.stl)
- クラッチ(clutch.stl)
- 固定用カバー(cover.stl 灰色など白に近い色で印刷)
- 三連ツメ(end3.stl)
- エンコーダパターン pattern/one_dial.svg
- ねじ類
- 直径2mm 長さ4mmのセルフタッピングスクリュー 12個
- ワッシャー2個
- 電子部品([詳細についてはboardディレクトリを参照のこと](./board/README_ja.md))
- [ファームウエア書き込み済み](./firmware/README_ja.md) Raspberry Pi Pico 1個
- 組み立て済センサー基板 2枚
- [ユニポーラー ステッピングモーター 28BYJ-48 5V](https://akizukidenshi.com/catalog/g/g113256/): 1個
- [モータードライバーモジュール](https://www.aitendo.com/product/12366): 1個
- 配線材: 適宜
#### Step 1: エンコーダの作成
[パターンファイル](./pattern/one_dial.svg)をコピー用紙に実寸大で印刷する。
印刷面を下にし上からエンコーダ部品をのりで貼り、周辺と中央をカットする。
エンコーダ部品にある◆マークと紙にある▼マークを合わせる。
![マークをあわせる](./images/encoder-mark.webp)
![組みあげたエンコーダ](./images/encoder.webp)
#### Step 2: カバーモジュールの組み立て
カバーは、フォトセンサーを使う仕組み上、透過しない色で印刷する必要があります。
試作では灰色のPLAで印刷しました。
他の色の場合、センサ基板の抵抗値を調節する必要があるかもしれません。
裏面に、センサ基板2枚をネジ止めします。
同じく裏面にステッピングモータをネジ止めします。
モータに近い側の基板をセンサーL基板、もう1つの基板をセンサーH基板を呼びます。
![裏面](./images/cover-back.webp)
表面に出てるモータ軸にクラッチをつけます。
![表面](./images/cover-front.webp)
#### Step 3: ケースへの取りつけ
裏側から、エンコーダ、そしてカバーを取り付けます。
カバーの向きは下の写真を参考にしてください。
![組みつけ](./images/assemble.webp)
表から軸にダイヤルと、キャップをつけます。
ダイヤルと軸には小さいマークがあるので、マークをあわせます。
![ダイヤルのマーク](./images/mark-on-encoder.webp)
上からダイヤルキャップをつけネジで止めます。
![全体](./images/one-dial.webp)
#### Step 4: 配線
RaspberryPiPicoにセンサ基板とモータドライバをつけます。
![配線](./images/one-dial-connection.png)
[詳細についてはboardディレクトリを参照のこと](./board/README_ja.md)
基板はケース底面の端に両面テープなどでとめておきます。
### 9ダイヤル版
**9ダイヤル版は現在調整中です。**
![9ダイヤル版](./images/nine-dial.webp)
#### 必要な部品
- 3Dプリント品
- ケース下面 左右1つずつ
- ケース上面 左右1つずつ
- ダイヤル 9個 (エンターキーを含む)
- ダイヤルキャップ 9個
- エンコーダ 5種 計9個
- 6ビット用 1個
- 4ビット用 1個
- 3ビット用 3個
- 2ビット用 3個
- 1ビット用 1個
- クラッチ 9個
- 固定カバー 2種 計9個
- 小 7個
- 大 2個
- 回転しすぎ防止つめ 3種 9個
- 小 8個
- 3連 1個
- エンコーダパターン 9種類
- ねじ類
- 直径2mm 長さ4mmのセルフタッピングスクリュー 約100個
- ワッシャー 18個
- M3ボルトとナット 少々
- 電子部品([詳細については基板組み立てガイドを参照のこと](./board/README_ja.md))
- 組み立て[ファームウエア書き込み](./firmware/README_ja.md)済みメイン基板 1枚
- 組み立て済センサー基板 11枚
- [ユニポーラー ステッピングモーター 28BYJ-48 5V](https://akizukidenshi.com/catalog/g/g113256/): 9個
- 配線材: 適宜
#### Step 1: 左右の接続
ケース下面の左右をM3ねじ4本で接続します。
![左右接続](./images/connect-left-and-right.webp)
#### Step 2: エンコーダの作成
1ダイヤル版と同様です。
#### Step 2: カバーモジュールの組み立て
基本的には1ダイヤル版と同様です。
カバーのうち7つは、センサ基板を1枚だけ組みつけます。
2つは、センサ基板を2枚つけます。
#### Step 3: ケースへの取りつけ
基本的には1ダイヤル版と同様です。
#### Step 4: 配線
専用のメイン基板に、モータとセンサ基板を配線します。