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Shun Ikejima 994d22bb71 Add mozc-dial nine dial edition.
Co-authored-by: Takashi Toyoshima <toyoshim@google.com>
Co-authored-by: Shun Ikejima <ikejima@google.com>
2025-10-28 18:19:10 +09:00

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ビルドガイド

Gboard DIY

プロジェクトの概要を先にどうぞ

ファイル一覧

  • stls/ : ケース用の STL ファイル
  • stls/one_dial/ : 1ダイヤル版用
  • stls/full/ : 9ダイヤル版用準備中
  • pattern/ : エンコーダ用パーターンファイル
  • board/ : KiCad用の回路図と基板のレイアウトデータ
  • board/gerber/ : 基板製造用ガーバーデータと組み立て用の配置情報
  • firmware/ : Raspberry Pi Pico C/C++ SDK向けファームウェア開発リソース一式
  • firmware/prebuilt : コンパイル済みファームウェアバイナリ

組みたて

1ダイヤルのみ搭載し、組み立てやすくした、1ダイヤル版と、 9つのダイヤルを搭載した、フル版を用意しています。

1ダイヤル版

1ダイヤル版

必要な部品

Step 1: エンコーダの作成

パターンファイルをコピー用紙に実寸大で印刷する。 印刷面を下にし上からエンコーダ部品をのりで貼り、周辺と中央をカットする。

エンコーダ部品にある◆マークと紙にある▼マークを合わせる。

マークをあわせる

組みあげたエンコーダ

Step 2: カバーモジュールの組み立て

カバーは、フォトセンサを使う仕組み上、透過しない色で印刷する必要があります。 試作では灰色のPLAで印刷しました。 他の色の場合、センサ基板の抵抗値を調節する必要があるかもしれません。

裏面に、センサ基板2枚をねじ止めします。

同じく裏面にステッピングモータをねじ止めします。

モータに近い側の基板をセンサL基板、もう1つの基板をセンサH基板を呼びます。

裏面

表面に出てるモータ軸にクラッチをつけます。

表面

Step 3: ケースへの取り付け

裏側から、エンコーダ、そしてカバーを取り付けます。 カバーの向きは下の写真を参考にしてください。

組みつけ

表から軸にダイヤルと、キャップをつけます。 ダイヤルと軸には小さいマークがあるので、マークをあわせます。

ダイヤルのマーク

上からダイヤルキャップをつけねじで止めます。

全体

Step 4: 配線

Raspberry Pi Picoにセンサ基板とモータドライバをつけます。

配線

詳細についてはboardディレクトリを参照のこと

基板はケース底面の端に両面テープなどでとめておきます。

9ダイヤル版

9ダイヤル版

9ダイヤルは、9個のダイヤルモジュールからなります。 9個のモジュールはそれぞれ次のように"ダイヤルA"から"ダイヤルI"と呼んでいます。 エンコーダやパターン、配線などでは、この番号で呼んでいます。

ダイヤルIDの図

また、キーマップは以下のようになっています。

キーマップ

必要な部品

  • 3Dプリント品
    • ケース下面 (case_bottom_left.stlとcase_top_right.stl) 左右1つずつ
    • ケース上面 (case_top_left.stlとcase_top_right.stl) 左右1つずつ
    • ダイヤル (dial_a.stl から dial_i.stl) 9個 (エンターキーを含む)
    • ダイヤルキャップ (cap_a.stl から cap_i.stl) 9個
    • エンコーダ (encoder_a.stl から encoder_i.stl) 9個
    • クラッチ (clutch.stl) 9個
    • 固定カバー 2種 計9個
      • 小 (cover_small.stl) 7個
      • 大 (cover_large.stl) 2個
    • 回転しすぎ防止つめ 3種 9個
      • 小 (end.stl) 8個
      • 3連 (end3.stl) 1個
  • エンコーダパターン 9種類
  • ねじ類
    • 直径2mm 長さ4mmのセルフタッピングスクリュー 約100個
    • ワッシャー 18個
    • M3ボルトとナット 少々
  • 電子部品(詳細については基板組み立てガイドを参照のこと)

Step 1: 左右の接続

ケース下面の左右をM3ねじ4本で接続します。

左右接続

Step 2: エンコーダの作成

1ダイヤル版と同様です。

Step 3: カバーモジュールの組み立て

基本的には1ダイヤル版と同様です。

カバーのうち7つは、センサ基板を1枚だけ組みつけます。 2つは、センサ基板を2枚つけます。

Step 4: ケースへの取り付け

基本的には1ダイヤル版と同様です。

カバーのつけ方は下の図を参考にしてください。

裏面

Step 5: 配線

専用のメイン基板に、モータとセンサ基板を配線します。